2007年2月18日日曜日

古本のネット通販

本を古本で購入したい場合、古本屋に行くことになりますが、古本屋は出版社から仕入れているわけではないので、希望の本を古本屋で入手するのはなかなか困難です。古本屋が多い都市部ならともかく、古本屋があまりない地方では、新品を買うことを余儀なくされることも少なくありません。
 古本は、近年のネット通販の発達の中で、その流通を飛躍的に伸ばした分野です。特にネットオークションなどのシステムの出現は、個人でも古本屋を介さずに、手持ちの本を不特定多数の人に売ることができる状況をもたらしました。ネット上では、古本屋に安く買い叩かれるような本でも、場合によってはかなりの高額で売ることもできるので、古本の売り手が急増しました。
 古本市場のこうした変化によって、地方の人にも古本が利用しやすい環境が整ってきました。
 古本を売るショッピングサイトには、Amazonのように、本の販売に会員も参加し、ユーザー側が新品か古本かの選択ができるようなシステムのところもあります。こうしたサイトの良さは、欲しい古本を、古本屋を回ることなく入手できることです。そのため、古本のネット通販は、多くの人に利用されるようになってきています。

古本について

古本とは、使用済みの本のうちで、特に古本屋で売られているものを差します。
 古本は元々は、主に本の持ち主が古本屋に売り、古本屋がその本を店頭販売するといった形で流通していました。古本屋の値段設定は、古本屋によってまちまちのため、古本屋を利用する人が自分の欲しい本を理想の価格で入手するのは非常に困難でした。
 古本市場においては、近年「ブックオフ」のような大手が現れました。「ブックオフ」と従来の古本屋の大きな違いは、その価格設定です。「ブックオフ」の価格設定は、すべて本の定価に準じて「ブックオフ」独自の基準でなされており、どんな本でも決して定価の約半額を超えることはありません。そのため利用者には概ね好評で、その店舗数も伸び続けています。

電子書籍の長所と短所

電子書籍は、近年その需要と供給を伸ばしてきた新しい本の形式ですが、当然のことながら、長所と短所があります。電子書籍は、用途に応じて、紙の本と上手に使い分けたいところです。
 電子書籍と紙の本を比べた際の、電子書籍の主な長所と短所は、以下のとおりです。
 長所
 ・場所を取らない
 ・絶版が生じない
 ・紙を使わないので資源の節約になる
 ・テキストの場合、多くの場合は単語検索ができる
 ・デジタルデータなので老朽化しない
 ・品切れがない
 短所
 ・電子書籍化されている本の絶対数がまだ少ない
 ・「付箋を貼る」「書き込みをする」「一度に複数の本やページを参照する」など、従来の本でよく為されてきた使い方が、電子書籍では操作性において今ひとつ
 電子書籍はまだまだ発展途上のジャンルですので、今後しばらくの間は、紙の本と並行して利用されることになるでしょう。

電子書籍とは

「電子書籍」という単語は、パソコンや携帯電話などの端末の普及に伴って、近年よく聞かれるようになりました。
 本の中で、電子書籍と呼ばれるものは、パソコンや携帯電話のディスプレイ上で読む、デジタルデータ化された本のことで、「Adobe Reader」などの専用のビューアーを使って閲覧します。
 電子書籍は、特にパソコンの場合、ハードディスクの大容量化のおかげで、場所を取らずにたくさんの本を保管できます。出版社にとっては、印刷・在庫管理・流通等のコストの削減、絶版の問題の解消などの利点がありますし、ユーザー側としても、本棚が要らないというのは画期的でしょう。
 電子書籍は、他にも紙を使わないことによる資源の節約といった利点もあり、従来の本が常に抱えていた諸問題を解決する新しいメディアとして、今後の発展が期待されています。

本の通販の利用

本の通販を利用する場合、いくつか留意点があります。
 本の通販の場合、欲しい本は、本のタイトルさえわかっていれば、ほぼ確実に手に入れることができます。たとえ絶版本でも、Amazonなどでは多くの場合、古本で手に入れることもできます。また、家にいながら注文・購入できるので、書店に足を運ぶ煩わしさもありません。最近は、宅配サービスの向上によって、注文した本が手元に届くまでの期間も、かなり短縮されてきました。
 本の通販には短所もあります。まず送料。特に文庫本など比較的安価な本を買う場合、支払金額において送料が占める割合が大きくなりますので、かなりの割高感があります。また、当然のことながら、本の現物を手に取って見ることもできないので、読んでみて「期待はずれ」ということも少なくありません。
 本の通販を利用する際は、以上の長所や短所を考慮して、本屋と並行するかたちで利用したいものです。

本と通販

本は変質しづらいので、通販に大変適した商品と言えます。
 本を選ぶ際は、本屋に足を運んで実際に手に取って見ることが理想ですが、必ずしも行った本屋に欲しい本があるとは限りませんし、特に地方の場合は、本屋の規模や数に満足できないことも少なくありません。
 本の購入をめぐるこのような不都合を解消してくれるのが、本の通販です。本の通販は、現在はインターネットによるものが主流で、大手書店のWEBサイトやAmazonなどの通販サイトなど、利用しやすく品揃えも豊富なネットショップが多数あります。特にAmazonなどは、本の実物を閲覧できない代わりに、購入者の評価を見ることができますし、品切れの場合も、多くの場合は古本を買うことも可能です。
 本の通販は、特に地方の人にとっては、画期的なシステムと言えるのではないでしょうか。